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Slackwareについて

ページ作成日 2002/6/30
ページ更新日 2015/5/15

Slackware概要

SlackwareはLinux ディストリビューションの1つです。
今でこそ、Ubuntsu、Red Hat Linuxと日本語のインストーラーが起動して簡単にインストールができて、デフォルトの状態で日本語が使用できるディストリビューションが多々あります。

しかし、Linuxの黎明期には、Linuxと言えばSlackwareかRed Hat Linuxかと言われる程、一般に使われていた二大ディストリビューションの一つだったのです。

デフォルトのままでは日本語が使用できなかったため、PJEが作成した日本語化パッケージ群をインストールすることで、日本語を扱えるようにしていました。
1999年頃までは、Slackwareについての書籍も多々発売されていましたが、Red Hat LinuxやTurboLinuxの普及に伴い、徐々に存在感が薄れてしまいました。
しかし、海外では未だに多くのユーザに使われている人気のあるディストリビューションの一つです。

起源

"Slackware Linux Essentials" 15p 1.2 what is Slackwareから引用(原文は英語。訳:竹洞)

SlackwareはPartick Volkerdingによって1992年末に生み出されました。
彼はあるプロジェクトで安価なlispインタープリタが必要になり、その時にLinuxを紹介されました。
その当時、Linux ディストリビューションは非常に種類が少なく、PatrickはSoft Landing Systemsから出ていたディストリビューション、SLS Linuxを使用していました。

しかし、SLSはいくつかの問題を抱えており、PatrickはSLS Linuxの中に見つけたバグを修正し始めました。
最終的には、彼は自分自身と友人のために、それらの修正全てを取り込んだ彼独自のディストリビューションを作り上げました。
この私家版のディストリビューションは人気を得たため、PatrickはSlackwareという命名の下に一般に公開しました。

途中で、Patrickはメニュー・システム・ベースのユーザーフレンドリーなインストール・プログラムとパッケージ・マネジメントの概念といった新しいものを取り入れました。
これにより、ユーザーは簡単にパッケージを追加・削除・アップグレードできるようになりました。

現在のSlackware

今年でSlackwareは24周年を迎えます。
最新バージョンは、2014年11月7日にリリースされた、14.1です。

Patrickが病気になって一時期、命の危険もあって、Slackwareの存続が危ぶまれた事もあります。
その結果、SlackwareはPatrick一人がメンテナンスをするのではなく、バックアップで何名かが関わる体制になりました。
本家serverの置き場所を転々とした時期もありましたが、現在はAkamaiがサービスを無料で提供して、安定して配信しています。

現在もSlackwareは、海外ユーザの根強い支持を得ています。
2016年4月14日の時点で、DistroWatch.comのランキングでは、21位に位置しています。

公式サイトは、http://www.slackware.comです。