ntpd設定
ページ作成日 2023/7/5
Slackwareの時刻を正確にするために、ntpdを設定します。
ntp.confの設定
ntpdは、デフォルトで用意されているパッケージなので、設定するだけで利用できます。
設定ファイルをviで開きます。
$ sudo vi /etc/ntp.conf
serverの箇所に、以下のように記載し、保存します。
# NTP server (list one or more) to synchronize with: #server 0.pool.ntp.org iburst #server 1.pool.ntp.org iburst #server 2.pool.ntp.org iburst #server 3.pool.ntp.org iburst server time.cloudflare.com iburst server ntp.nict.jp iburst server ntp.jst.mfeed.ad.jp
iburstというオプションがついていますが、これは、Network Time Protocol (NTP) クライアントが最初の時刻同期を確立する際に使用されるオプションです。
通常、NTPクライアントは最初にNTPサーバーに接続し、時刻情報を取得します。
しかし、通常の手順では最初の接続時に数秒かかることがあります。
"iburst" オプションを使用すると、NTPクライアントは最初の接続時に複数のパケットを連続して送信します。
"iburst" オプションは、時刻同期が必要なシステムや、ネットワークの遅延が問題となる場合に特に便利です。
これにより、NTP クライアントはより速く正確な時刻を取得することができます。
ntpdの起動
/etc/rc.d/rc.ntpdに実行権限を付与して起動します。
$ sudo chmod +x /etc/rc.d/rc.ntpd $ sudo /etc/rc.d/rc.ntpd start
これでntpdがシステムの稼働と同時に自動起動されます。
時刻の確認
dateというコマンドを実行して、時刻が合っているか確認してみてください。
$ date 2023年 7月 5日 水曜日 00:59:06 JST