Slackware

Anthy

ページ作成日 2004/6/11
ページ更新日 2020/4/26

開発は終了していますが、Debianからパッチは出てるAnthy。
ここでは、Debianのパッチは当てずに、G-HALさんの出しているパッチを当てています。

公式サイト

Anthy, Free and secure Japanese conversion engine

パッチ

Descriptions of Patches for Anthy, Made by G-HAL
G-HALさんのAnthyへのパッチ。
Anthyの変換が改善され、かなり賢くなり、快適です。

ダウンロードはこちら。
私が作った/改造した、ジャンクな物 - 日本語入力関連

環境設定

特にありません。

Make it by yourself!

まずは、自分のホームディレクトリにソースを落とし、展開します。


$ cd ~/Downloads
$ wget https://osdn.jp/projects/anthy/downloads/37536/anthy-9100h.tar.gz
$ tar xvf anthy-9100h.tar.gz

G-HALさんのpatch13系列安定版パッチ(2020年8月15日版)をダウンロードして、ソースに当てていきます。


$ wget http://www.fenix.ne.jp/~G-HAL/soft/nosettle/anthy-9100h.patch13-release-2020815.alt-depgraph-120315-angie.zipdic-201101.tar.xz
$ tar xvf anthy-9100h.patch13-release-20200815.alt-depgraph-120315-angie.zipdic-201101.tar.xz

configureのスクリプトを走らせます。


$ cd ./anthy-9100h
$ ./configure --prefix=/usr --sysconfdir=/etc --libdir=/usr/lib64 --disable-tokyocabinet

makeし、その後rootにsuして、make installします。


$ make
[画面出力を省略]

$ su
Password:

# make install DESTDIR=/var/tmp/anthy-9100h
[画面出力を省略]

パッケージを作成します。
公式パッケージは、anthy-9100h-x86_64-2.txzなので、番号を1つ上げて、anthy-9100h-x86_64-3.txzにします。


# cd /var/tmp/anthy-9100h
# makepkg --linkadd y --chown y ../anthy-9100h-x86_64-3.txz

[画面出力を省略]

Slackware package ../anthy-9100h-x86_64-3.txz created.

あとは、このパッケージのパーミッションを755に変更して、パッケージをupgradepkgでアップグレードすれば完了です。
AnthyはSlackwareに収録されているので、upgradepkgを使います。


# chmod 755 anthy-9100h-x86_64-3.txz
# upgradepkg anthy-9100h-x86_64-3.txz

パッチの配信ページで以下のように記載されているので、学習データを削除しておきましょう。

2012Z15版より前のバージョンには学習データを壊すバグがあります。
お手数ですが 2012Z15版以降に更新の上、 学習データを削除(/bin/rm ${HOME}/.anthy/last-record*)して下さい。

# exit
$ cd
$ rm .anthy/last-record*