ミラーとのrsyncによる同期
ページ作成日 2016/4/30
Slackwareのファイルをローカルに落とす
自分が使っているPC上に、slackware64-currentのリソースをダウンロードしている方はそれなりにいらっしゃると思います。
インストールディスクを作成する際には、ローカルディスクにダウンロードしてあると便利です。
また、パッケージ管理でも、slackpkgでは不具合が生じた際に、ローカルディスクから取得する事で修正が可能です。
slackware64-currentの最新版を、自分のPCのストレージに落として同期を取るには、rsyncが便利です。
ミラーを置いてあるサーバのリスト
rsyncが使えるミラーを置いてあるサーバは、公式サイトのmirror listで確認が可能です。
ここに掲載されているサーバ群は、 mirrors@slackware.com宛にメールして通知してあるものだけらしく、実際のサーバの数より少ないです。
ダウンロードするだけであれば、/etc/slackpkg/mirrorのリストを見た方が良いでしょう。
LinuxTracker.orgも便利です。
rsyncを使う
rsyncは、以下のようなオプションを付けて利用します。
$ cd ~ $ rsync -vzrt --delete rsync://ftp.yzu.edu.tw/Linux/Slackware/slackware64-current/ ./slackware64-current
- -v
- 進行状況などの詳細を画面に出力
- -z
- データ転送時に圧縮
- -r
- 指定ディレクトリ配下を全て対象とする
- -t
- タイムスタンプをそのままコピー
- --delete
- 転送元に存在しないファイルは削除
このようなオプションの指定で、ミラーにある内容とそっくりそのまま同期を取ってくれます。
一回、同期を取った後は、更新の都度、同じオプションでrsyncを使えば、削除されたファイルもちゃんと削除してくれます。