Linuxを学び、楽しみたい人々のために

Slackwareを使う価値

ページ作成日 2002/6/30
ページ更新日 2016/4/14

年々、徐々に普及の勢いを増すLinuxですが、実は"Linux"というのは正確にはkernel(カーネル)のみを指している言葉です。
Linux kernelにいろいろなライブラリやツールを組み合わせて、Unix系osとして使えるトータルシステムとしてまとめたものがディストリビューションです。

Slackwareは、数あるディストリビューションの中でもかなり古くからあるディストリビューションで、ディレクトリ構成は他のディストリビューションに比べれば伝統的なBSD Unixシステムに近いものがあり、各種の設定もUnixらしく直接設定ファイルを編集する方法が主です。

Slackwareのパッケージは単純にtar.txzで、アーカイブしたものに過ぎません。
従って、ライブラリの依存関係等の管理が面倒ではありますが、そのシンプルさは慣れると却ってDebianやRed Hatといった、きっちりとパッケージ管理をしてくれるディストリビューションに比べて融通が利きます。
そして、自分で管理しなければいけない分、自由が利き、且つ、Unixの勉強に最適なのです。

私達は、コンピュータを使うと言えば、Windows、OS XなどのOSそのものよりは、WordやExcel、Webブラウザー、メールソフトを日常の道具として意識して使っています。

もしも、OSが不安定だとしたら、OSを常に意識して使わなければいけない状況になってしまっては、アプリケーションという「道具」に意識を集中して作業できなくなります。
OSというのは、初心者の内は操作に慣れるために意識しなければいけないですが、慣れてしまえば意識しなくて済むのが良いOSなのでしょう。

Linuxは、サーバ用OSとして、全世界の半数以上のサーバで利用されており、その安定性は、この20年以上に亘って利用されてきた実績により証明されてきました。
デスクトップ環境としてのOSとしては、WindowsやOS Xに比べると洗練度で多少見劣りするのですが、ほぼ遜色ない状態まで仕上がっています。

もしOS自体に興味がある、Linuxを通してUnixやOSの仕組みを勉強したい、PCの楽しみを追及したいという方には、Slackwareはお勧めのディストリビューションです。
ソースファイルを入手して、それをコンパイルしてインストールするという作業は、まるでプラモデルを作ったりするような手作りの楽しさを味あわせてくれます。

Slackwareを通して、Linuxを勉強していると、基本的な知識が不可欠になってきます。
それらを学ぶことで、きっと、コンピューターをいじりまわす楽しさを教えてくれるはずです。