ページ作成日 2016/4/30
ページ更新日 2020/4/14
インストールDVD用ISOファイル
Slackware-Currentは、現在、ほぼ日次で更新されています。
現在は、Slackwareのバージョン番号が付いているリリースのものをインストールするより、Slackware-Currentをインストールする方が良いです。
15.0のリリースはいつになるか分からないですし、現在のSlackwareは、ほぼローリングリリース状態だからです。
ローリングリリースとは、ソフトウェア開発において、ソフトウェアシステムを断続的(頻繁に)に更新していくリリースモデルです。
この用語は、いわゆる「バージョン番号」を用いて新バージョンで再インストールを要求するような一般的なリリースモデルへの対比として用いられます。
一般的なリリースモデルでは離散的なバージョンごとに更新が要求されるが、ローリングリリースではソフトウェアは頻繁に更新されます。
(Wikipeidaより引用)
ISOファイルをダウンロードする方法
Slackware-CurrentのISOイメージは、以下のURLから入手することが可能です。
- https://bear.alienbase.nl/mirrors/slackware/slackware64-current-iso/
- http://slackware.uk/people/alien-current-iso/slackware64-current-iso/
- https://mirrors.slackware.bg/slackware/slackware64-current-iso/
- http://mirror.math.princeton.edu/pub/slackware/slackware-iso/slackware-current-iso/
自分でISOファイルの作成方法
既にSlackwareを使っているとか、他のディストリビューションを使っている場合は、rsyncでローカルマシンにファイルを落として、自分でインストールメディアをつくるのも手です。
インストールメディアの作成方法は、slackware64-current/isolinux/README.txtに説明が書いてあります。
まずは、ミラーとのrsyncでの同期を参考にしてrsyncを使い、現在のslackware64-currentのファイルの同期を取ります。
そして、slackware64-currentのディレクトリに入り、mkisofsを以下のオプションを付けて実行すると、約2.6GBのISOファイルが出来上がります。
$ cd ~/slackware64-current $ mkisofs -o /tmp/slackware-dvd.iso \ -R -J -A "Slackware Install" \ -hide-rr-moved \ -v -d -N \ -no-emul-boot -boot-load-size 4 -boot-info-table \ -sort isolinux/iso.sort \ -b isolinux/isolinux.bin \ -c isolinux/isolinux.boot \ -eltorito-alt-boot -no-emul-boot -eltorito-platform 0xEF \ -eltorito-boot isolinux/efiboot.img \ -m 'source' \ -V "SlackDVD" .
出来上がったISOファイルを、USBインストールでも使えるハイブリッドモードにしておくと便利です。
$ isohybrid -u /tmp/slackware-dvd.iso
インストールDVDの作成
DVD-Rに焼くには、以下のコマンドを使います。
これで、インストールDVDの作成が完了です。
$ cd /tmp $ growisofs -speed=2 -dvd-compat -Z /dev/sr0=slackware-dvd.iso
インストールUSBの作成
インストールUSBを作成するには、まず、どこにマウントされたかを確認する必要があります。
USBを挿した後、rootになって、dmesgを使うことで確認できます。
$ su パスワード: # dmesg
すると、以下のような出力が得られ、どこにマウントされたかが分かります。
下記の例では、/dev/sde です。
[52927.175943] usb-storage 1-4:1.0: USB Mass Storage device detected [52927.176292] scsi host11: usb-storage 1-4:1.0 [52928.294140] scsi 11:0:0:0: Direct-Access UFD 2.0 Silicon-Power4G 1100 PQ: 0 ANSI: 0 CCS [52928.294623] sd 11:0:0:0: [sde] 7925760 512-byte logical blocks: (4.06 GB/3.78 GiB) [52928.295031] sd 11:0:0:0: [sde] Write Protect is off [52928.295036] sd 11:0:0:0: [sde] Mode Sense: 43 00 00 00 [52928.295400] sd 11:0:0:0: [sde] No Caching mode page found [52928.295403] sd 11:0:0:0: [sde] Assuming drive cache: write through [52928.297532] sde: sde1 [52928.298909] sd 11:0:0:0: [sde] Attached SCSI removable disk
現在挿しているUSBメモリのマウントの場所が分かったので、以下のコマンドでコピーします。
これで、インストールUSBの作成が完了です。
# exit exit $ dd if=/tmp/slackware-dvd.iso of=/dev/sde bs=1M
次は、メディアブートに進みます。